2013年07月25日

発達障害児にとっての水泳

障害のある子どもに「水泳」はさまざまな面で効果があると言われています。
神経系統の発達は12歳までに100%出来上がると言われています。
この時期は、神経系の発達の著しい年代で、さまざまな神経回路が形成されていく大切な過程となります。
神経系は、一度その経路が出来上がるるとなかなか消えません。
例えば、いったん自転車に乗れるようになると何年間も乗らなくても、いつでもスムーズに乗れることができることから理解できると思います。
近年「早期発見、早期療育」とよく耳にするのも、この時期に神経回路へ刺激を与え、その回路を張張り巡らせるために多種多様な動きを経験させることは、とても大切なことだからです。
子供が成長していく時点では、器官や機能がまちまちの発達をしていきますので、ある 一つの課題に対しても、吸収しやすい時期と、しにくい時期が出てきます。
そこで、最終的に大きな成長を期待するなら、最も吸収しやすい時期に、その課題を与えていくのが最適な方法です。

ところが、長野市には現在、発達障害児向けの水泳教室が存在しません。
民間のスクールでは受け入れが難しく、通わせたいけれど通う場所がないというのが現状です。
そこで今回「ひまわり会・ぷらす」で水泳教室を作ろうと動き出しました。
指導をしていただける専門のインストラクターとの交渉は進んでおります。基本的に母子分離でおこなうことを考えておりますので、人員の確保・ボランティアの確保等、課題は山積みです。
これから保護者の意見を取り入れながら、保護者の希望に近い状態で話を進めていきたいと思います。

私達保護者が動くことで行政や社会に初めて思いが伝わります。



Posted by himawarikaiplus at 13:10